日本には、北海道から沖縄県まで47の都道府県があります。
そのほとんどは、「〇〇県」のように都道府県名部分は漢字2文字。では、漢字3文字の都道府県はいくつあるでしょうか。
今回アンケートを取ったところ、日本人の約4割が知っているという事実が判明しました。記事後半では、漢字3文字の都道府県の人口や観光情報を紹介します。
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「◯◯◯県」のように漢字3文字の都道府県はいくつある?
LIMO編集部が全国の10代〜60代の男女200名を対象に、「◯◯◯県のように漢字3文字の都道府県はいくつあるでしょうか(選択肢は1~4つ)」というアンケートを取ったところ、全体の38%が「3つ」と回答。
次に多かったのが「2つ」の28%。そして「4つ」の18%、「1つ」の16%という順番となりました。
はたして漢字3文字の都道府県は、いくつあるのでしょうか…。
「漢字3文字」の都道府県数を紹介
日本に漢字3文字の都道府県は、神奈川県、和歌山県、鹿児島県の3つ。勘違いしてしまいがちな北海道は、「北海」なので漢字2文字となっています。
漢字3文字の都道府県のうち、1番人口が多いのは神奈川県の約922万人。かながわの名は、鶴岡八幡宮所蔵の文永3年(1266年)の文書に、「武蔵国稲目、神奈河両郷」の郷名として見られます。
「神奈河」は、神名川、上無川などとも書かれ、武蔵国久良岐郡(近世からは同国橘樹郡)内の地域(現在の横浜市神奈川区)をいい、古くから陸上・海上交通の重要なところだったのです。これが県名になったのは、横浜港開港に伴い安政6年(1859年)に「神奈川奉行所」を置いたことによります。そして、明治元年(1868年)9月に神奈川県となりました。
次に人口が多い鹿児島県は、約153万人が暮らしています。かごしまの由来は、野生の鹿が多く生息していたから、火山を意味する「カグ」という言葉から、多くの水夫(かこ)が住んでいたからなど、さまざま説があるそうです。古くは桜島のことを鹿児島と呼んでいたそうです。
和歌山県は、約89万人が暮らしています。もともと和歌山というのは上代の国府、藩政時代の藩主の居住地であった地の呼び名。その名の由来については諸説あり、昔から和歌浦の名が最も知られていたので和歌山の名ができたという説が有力です。藩政時代には、「若山」に統一された時期もありましたが、再び「和歌山」に改められました。
神奈川県、鹿児島県、和歌山県の観光情報
ここからは3つの県の観光情報について紹介します。
神奈川県は、横浜や江の島、鎌倉などさまざまな観光スポットが存在。2022年の観光入込客数は1億6406万人で、観光消費額は約3170億円となっています。
鹿児島県は、桜島や屋久島など自然の雄大さを感じられるスポットが多くあります。2022年の「延べ宿泊者数」「延べ日帰り客数」は約1789万人で、観光消費額は約1909億円です。
和歌山県は、約1400頭の動物が生活するアドベンチャーワールドや、美しい白い浜が有名な白良浜などがあります。2022年の観光入込客数は約2913万人となっています。
いかがでしょうか。今回は漢字3文字の都道府県を紹介しました。
調査概要
- 調査日:2024年4月12日
- 調査人数:200人(全国の10~60代)
参考資料
- 神奈川県「神奈川県の県名由来・立庁記念日」
- 鹿児島県「地名の由来」
- 和歌山県「和歌山県誕生150年」
- クロス・マーケティング QiQUMO