中国南方航空、C919を100機導入

中国南方航空は、中国商用飛機(COMAC)からC919型機を100機導入する。

カタログ価格は約99億米ドルで、割引価格で契約を締結した。購入価格は機密保持により公表されていない。取得資金は内部留保のほか、銀行融資などで調達を予定している。機体は2024年から31年にかけて、段階的に受領を予定している。

中国南方航空では、「購入は国家戦略に沿ったもので、中長期的な機体ニーズを効果的に満たすもの。当社の総合力とブランドイメージを高めることができる」と期待を示した。

C919は中国初の国産大型旅客機で、開発プロジェクトを2007年に開始。初号機は2015年11月に完成、2017年に初飛行を行っていた。158〜192席を備え、航続距離は4,075〜5,555キロ。2023年5月28日に商業飛行を初めて実施し、中国東方航空が運航している。

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