勝野洋、キャシー中島夫妻が桂由美さん追悼 今年2月のサファイア婚が最後の交流「家族ぐるみでお世話に」

桂由美さんとの思い出を語った勝野洋、キャシー中島夫妻【写真:ENCOUNT編集部】

報道陣の取材に応じる「全くお元気で想像もつかなかった」

世界的なブライダルデザイナーで実業家の桂由美(本名・結城由美=ゆうき・ゆみ)さんの訃報を受け、生前親交の深かった俳優の勝野洋、キャシー中島夫妻が30日、都内で報道陣の取材に応じた。

桂さんとは仕事をきっかけに、勝野と結婚する以前の50年ほど前から交流があったというキャシー。この日の朝に自宅で訃報を聞いたといい、「桂先生らしく、土日は結婚式が多いだろうからと気にして、土日を待っての発表だったと。訃報では(亡くなる)前日まで元気にお仕事をされていたと聞いた」と明かした。

最後に会ったのは今年2月、夫妻の結婚45周年を祝うサファイア婚の際だったといい、「全くお元気で想像もつかなかったし、私のドレスのリボン一つ一つを絶対に妥協しないで、『キャシーは体が大きいんだから小さいリボンじゃダメ!』と。亡くなった長女の(勝野)七奈美も、次女の雅奈恵の(結婚式の)ドレスもデザインしてくださって、(長男の)洋輔が結婚するときにはタキシードも作ると。家族ぐるみでお世話になっていた」と交流を明かした。

勝野夫妻の結婚式ドレスも担当した桂さんの印象について、勝野は「パワフルで、すごい統率者。それでいてかわいい、チャーミングな方でした。最初のウエディングで彼女(キャシー)を見たとき、なんてきれいな姿だろうと。そう思わせるのが桂先生の力」と話すと、キャシーも「ドレスの力ですよね。体型を気にしないでもきれいなラインを作ってくれるのが、桂由美ライン。サファイア婚のドレスも本当にすてきだった」とうなずいた。

「まだ実感がないです。これからきっと、本当に寂しくなるのかな。でも、華やかな方で、明るいことが大好きだった方。メソメソしてたら叱られちゃう」とキャシー。前を向きつつ、故人をしのんだ。ENCOUNT編集部

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