群馬県内の３月の有効求人倍率は、１．４４倍で２カ月連続で増加しました。
群馬労働局によりますと、求職者１人に対して何人の求人があるかを示す３月の有効求人倍率は、１．４４倍で前の月を０．０５ポイント上回り、２カ月連続で増加しました。
新規求人数は、前の年の同じ月と比べて５．９％減の１万２１２０人で１０カ月連続の減少です。また、新規求職者数も１１．３％減の５９４１人で３カ月連続で減少しました。
新規求人数を産業別にみると８つの業種のうち卸売・小売業と宿泊・飲食サービスで増加となりました。
宿泊・飲食サービスは、多くの企業で送別会が復活したことなどを背景に求人が伸び３カ月ぶりの増加です。
一方、製造業は、食品製造で、物価高騰による節約志向の高まりなどで工場の稼働が減ったことから２５．９％の減少となりました。
群馬労働局は「持ち直しの動きに足踏みが見られる。物価上昇が雇用に与える影響に十分注意していく必要がある」としています。
