水道が水漏れしてしまう原因3選!チェックすべき場所や対処法を解説

水道の寿命は10年前後

台所や浴室、洗面所などの蛇口の耐用年数は10年前後と言われています。

家族構成や使用頻度、蛇口のタイプによって寿命は変わってきますが、一般的に取り付けてから10年近く経つと、部品の不具合が発生したり、本体の劣化も進んできます。

蛇口の水トラブルは耐用年数が大きく関係していますので、まだ数年で水漏れしてしまう場合と10年以上使用している蛇口の水漏れでは、対応が変わってくることもあります。

10年以上使い続けている水道からの水漏れは、おそらく寿命が原因のため交換を検討するのが良いでしょう。

水道が水漏れしてしまう原因3選と対処法

1.パッキンなど内部パーツの劣化

水漏れを防止するためのゴム製の部品であるパッキンはとても負荷がかかりやすく劣化しやすいパーツです。耐用年数は10年を目安とされていますが、水道の使用量が多い場合は5年を過ぎたころから劣化が進みます。

パッキンの劣化を放置しておくと、水道のハンドルをしっかり閉めても水がきちんと止まらず、いつまでも、蛇口から水がポタポタと水漏れしますので、新しいものと交換する必要があります。

自分で交換できる簡単な部品がほとんどで、交換部品や使用する道具は市販されており、ホームセンターなどで購入可能です。注意点としては、メーカーに合ったものを選ぶようにしてください。

2.接合部(ナットやボルト)のゆるみ

パッキンに劣化が見られなくても、水道の接合部分であるナットやボルトがゆるむと水漏れが起こります。長期間使っていると、直接手を触れる部分でなくても摩擦によって少しずつゆるんでくるそうです。

水漏れが接合部分から発生している場合は、ナットなどの部品をはずして、再度ゆるみや隙間ができないように装着し直してみましょう。この時、ナットやボルトは締めすぎてしまうと、配管などが圧迫され破裂や破損する可能性があるそうですので気を付けて下さい。

また、接続部分は汚れが原因となってゆるむケースもあるようです。汚れが付着すると正常に接続できなくなるため、水漏れを防ぐためにも汚れをためないでキレイにしておくことも大切です。

3.フィルターやカートリッジ、水道管の汚れや劣化

吐水口からポタポタと水漏れが止まらない場合、 吐水口のフィルターやカートリッジが汚れている可能性があります。他にも、水道管内部の排水管に油汚れや髪の毛がたまると、水が流れにくく管の中でたまってしまい、管から染み出るように水漏れが起きることもあります。

さらに、水道管内にサビが発生するとサビによって蛇口本体が傷つけられ、ポタポタの水漏れの原因となるそうです。フィルターやカートリッジは汚れがひどくなる前に定期的に交換をし、水道管内部も汚れが溜まる前にパイプクリーナ―などを使ってキレイな状態にしておきましょう。

それでも水漏れが止まらない時はどうすればいい?

水漏れが発生した際、修理は自分でも簡単にできるケースが多いため、症状が初期のうちに直すようにしましょう。ですが、パッキンを交換したり接続部分のゆるみを直しても、ポタポタ状態が止まらない場合は、自分でどうにかしようと頑張るより専門業者にみてもらうのがおすすめです。

水漏れは多少であっても放置すると、「室内の湿気が上がる・カビが発生する・水道料金が高額になる」などの不都合が発生しますので、放置するのだけは避けましょう。

修理の際は見積もりから依頼する!

水道が水漏れした場合の修理費用は依頼する業者や修理内容によって大きく変わります。一般的にかかる費用は「基本料金に作業料金・部品代・出張料」となっています。実際の料金は見積もりしてもらわないと分かりません。

水漏れがひどくなると見積もりを依頼する余裕もなくなってしまいます。早期に修理を依頼したほうが修理代も低額に抑えられることもありますので、自力で簡単に直せない場合は早めに見積もりをとってもらうのが安心でしょう。

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