「市民の代表である議員の身分で恥ずかしく深くお詫びしたい」約280万円を私的流用と報道の島根県雲南市議が辞職

島根県雲南市議会は、30日、所属会派の積立金や自治会の口座から、合わせて約280万円を私的に流用していたことが報じられた議員1人が辞職したと明らかにしました。

辞職したのは、雲南市議会議員の児玉幸久議員(57)です。

30日に一身上の都合とした辞職願を議長あてに提出し、許可されました。

児玉氏は、2020年11月に雲南市議会議員に初当選し1期目。議員3人からなる雲南木鶏の会に所属していました。

会派の積立金10数万円と、地元の自治会の口座から約270万円の合計280万円程度を私的に流用し、競馬や私物の購入など、個人的な支払いに使ったとされています。

BSSの取材に対し、「急いで支払わなければならず流用してしまった」とし、家族がすでに全額返済したということです。

具体的な金額や使途については答えませんでしたが、「人としてやっちゃいけないことを、まして市民の代表である議員の身分でしてしまい、恥ずかしく深くおわびしたい」と述べました。

また、次の選挙への再出馬などについては、「市民の信頼を損ねる行為で、考えていない」としています。

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