春場所Vの尊富士 5月1日の凱旋パレードへ青森・五所川原市の商店街では歓迎準備も着々

大相撲春場所で新入幕優勝という、110年ぶりの快挙を成し遂げた尊富士の凱旋パレードが5月1日に行われます。五所川原市のパレードのコース周辺の商店街では、尊富士を歓迎する準備が着々と進められています。

立佞武多の館にほど近い「又上佐々木呉服店」。尊富士の凱旋パレードに向けて、3日前から立て看板を用意しました。5月1日は店の前に立て掛けて応援するといいます。

【又上佐々木呉服店 佐々木愼一郎社長】
「商店街でもたくさんのぼり旗が出ているもので、私も作ってみようと思って2、3日前から考えて今朝できました」
「全国どこへ行っても大手のチェーン店だけがのさばっている風潮ですから、地方も少し活気が出るチャンスになれば良いですね」

また、名古屋から毎年五所川原立佞武多を撮影しに来るというカメラマンの野田繁憲さんも、パレードを一目見ようと駆け付けていました。自身が撮影した尊富士の写真を、以前から付き合いのある呉服店にプレゼントするということです。

一方、野菜や魚などの生鮮食品を扱う「マルコーセンター」。入り口には、「尊富士優勝おめでとう」の文字が目を引きます。

【マルコーセンター 木村ユキ子社長】
「絶対応援しないといけないと思って、うちわを作りました」

2週間ほど前から、職員で協力して尊富士を応援するためのうちわを準備。印刷して切り貼りした顔写真の周りをシールでデコレーションしました。

【マルコーセンター 木村ユキ子社長】
「尊富士頑張ってー!という感じで応援するから、絶対こっちの方を見てくれると思います」

(うちわを振りながら全員で)「尊富士おめでとう~~」

パレードは金木地区と五所川原地区の2カ所で行われます。金木地区は午後1時半から、金木総合支所発着のおよそ1キロです。地区を代表する観光名所、斜陽館の前を通過するコースとなっています。

五所川原地区は地元のシンボル立佞武多の館が出発地点。五所川原市役所までのおよそ900メートルを午後3時半からパレードします。

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