福島県石川町が発注した道路工事の入札をめぐり、予定価格を漏らした官製談合などの疑いで、警察は30日、石川町の塩田金次郎町長を逮捕しました。
石川町役場には30日、警察の家宅捜索が入りました。役場業務が終わった午後6時すぎ、段ボール箱を持った捜査員が庁舎に入っていきました。
一方、役場では午後4時から町が会見を開き、今後の対応について、説明しました。
容疑となった事件については、「おととしの9月26日に入札が行われた、町道116号の道路改良工事について設計金額の漏洩で町長を逮捕したと警察から話があった」と説明しました。
一方、塩田町長と逮捕された2人の関係については、不明だということです。家宅捜索で警察は、関係する資料を押収して、裏付けを進める方針です。
福島県内で現職の市町村長が逮捕されるのは3年ぶりで、石川町では2006年に職員の採用をめぐる収賄事件で、当時の現職町長が逮捕されています。
