絵画の裏に覚醒剤隠して密輸容疑 メキシコから、前橋の男を再逮捕

押収された装飾画(横浜税関提供)

 神奈川県警は30日、絵画の裏に覚醒剤を隠して密輸したとして、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、前橋市の会社員小宮山正士容疑者(54)=麻薬特例法違反の疑いで逮捕=を再逮捕した。

 絵画は割れた瓶をモチーフにした装飾画。縦50センチ、横38センチの大きさで、その裏に覚醒剤成分を含む板状の固形物が貼られていたとされる。

 再逮捕容疑は共謀して3月2日、覚醒剤を含む固形物約1.47キロを絵画に隠してメキシコから輸入した疑い。

 東京税関が成田空港で発見し、県警が偽物と入れ替えて泳がせ捜査。30日までに覚醒剤取締法違反罪などで稲川会系組長萩本秀則被告(66)ら3人が起訴されている。

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