ファンティック 新たにパオロ=フォンタナがCEOに選任したと発表

MOTORISTS合同会社は、ファンティック復活以来ファンティックのリーダーを務めてきたマリアーノ=ロマーンが副社長に後退し、新たにパオロ=フォンタナがCEOに選任したと発表した。

ファンティック社の副社長となったマリアーノ=ロマーンは、ANCMAのリーダー(プレジデント)に選任され、今回の副社長への後退は、これに伴うものであるが、ファンティック・レーシングにおけるリーダーシップや商品の企画開発分野での戦略的な立場を変えるわけではなく、彼のこれまでの実績は、ファンティックにとって極めて重要な礎でもあるとのことだ。

ファンティック、マネージメント体制を強化

ファンティック復活以来ファンティックのリーダーを務めてきたマリアーノ=ロマーンが副社長に後退し、新たにパオロ=フォンタナが CEO に選任された。

2024年4月23日、マリア=ディ=サーラ(ヴェネツィア)
4月上旬に開催されたファンティック・モーター社の取締役会で、これまでリーダーを務めてきたマリアーノ=ロマーンの副社長への後退と、新 CEO としてのパオロ=フォンタナの選任を発表した。

ファンティック社の副社長となったマリアーノ=ロマーンは、2月19日、ANCMA(イタリア・自転車、モーターサイクル及び関連アクセサリーの業界団体)のリーダー(プレジデント)に選任された。今回の副社長への後退は、これに伴うものであるが、一方でファンティック・レーシングにおけるリーダーシップや商品の企画開発分野での戦略的な立場を変えるわけではない。彼のこれまでの実績は、ファンティックにとって極めて重要な礎でもあるのだ。

パオロ=フォンタナは2024年1月にジェネラル・マネージャーに選任されたばかりながら、このタイミングでCEOとして選任され、同時にグループ企業であるモトーリ=ミナレッリ(モーターサイクル製造、企画、開発)およびボッテキア(自転車メーカー)のリーダーをも兼任することになった。

『ANCMA のプレジデントに任じられたことは、これまでの私のこの業界での実績が評価されたことを意味しており、また中でもファンティックにおける実績がその評価の中心となったことは想像に難くなく、極めて名誉あるものと受け止めている。責任と業務負荷が大きくなる中、今後3年間を見据えた将来計画の実現という重要な使命は、もちろん多くの支援がなければなしえないものだろう。これはまた、パオロ=フォンタナとの協業があってこそなしうるものである。彼はすでにジェネラル・マネージャーとしてその実力を発揮し、チームプレイヤーとして彼自身の熱意を情熱を会社に注ぎ、深い信頼を株主や取締役会から得てきたのだ』とマリアーノ=ロマーンは語った。

マリアーノ=ロマーン

パオロ=フォンタナは、『CEO という役を与えられたことは大変な名誉であり、また取締役会が私をこの任に値すると信頼してくれたことに感謝申し上げたい。もちろんマリアーノ=ロマーンにも、この数カ月強力に私をサポートしてくれたことに強い感謝を申し上げたい。私のキャリアはいつもモーターサイクルやマウンテンバイクとともにあり、そこに深い情熱をささげてきた。この世界に戻るにあたり、それまでファンティックが築き上げてきたプレミアムブランドとしての地位が私にとっての今後の働きへのプライドと、強烈なモチベーションとなり、さらに上を目指していく動機になっていることは言うまでもないことだ。我々の目標はファンティックグループの誰もがその高いポテンシャルを発揮できるようにしていくことであり、私自身はそれを実現すべく全力で働かせていただく』と語っている。

リリース提供元:MOTORISTS合同会社

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