「ありがとう。永遠に愛しています」アスレティックからの退団を発表した主将ムニアインの別れのメッセージ。 新天地はMLSやリーベル、あるいは…

今シーズン終了後に、12歳から在籍してきたアスレティック・ビルバオを退団すると発表したMFイケル・ムニアインが、ファンやサポーター、そしてクラブに向けて手書きのメッセージを送った。クラブが公式サイトでそのときの模様を紹介している。

現在31歳。約20年という長い時間を“ロス・レオネス”に捧げてきたムニアインは、クラブ歴代2位となる公式戦557試合に出場(75ゴール・57アシストを記録)。トップデビューから10シーズン目を迎えた2019-2020シーズンからはキャプテンも務めた。

2018年には、契約を2024年6月まで延長し、これにより毎年のように噂されていたビッグクラブへの移籍を封印。アスレティックへの忠誠心を改めて示している。2015年と2021年にはスペイン・スーペルコパを獲得し、今シーズンは悲願のコパ・デル・レイ制覇に大きく貢献。そして、4月24日に退団を発表していた。
以下が、別れのメッセージの全文だ。

「別れはカップ戦の決勝におけるペナルティーキックのようなものです」

「躊躇することはありません」

「言葉を受け取り、慎重に置き、足場を確保し、6歩後退し、前進し、心を込めてそれを書きます」

「その言葉は“ありがとう”です」

「エスケリック・アスコ(バスク語のありがとう)」

「親愛なる、親愛なるアスレティック」

「私はあなたのことを永遠に愛しています」

「イケル・ムニアイン」

そんなムニアインの気になる新天地は、MLSのクラブや、かねてからファンであることを公言しているアルゼンチンのリーベル・プレートなどが有力視されているようだ。ただ一方で、『アス』紙は「メキシコやブラジル、あるいはサウジアラビアやUAEといった新興勢力に向かう可能性も排除できない」と報じている。

構成●THE DIGEST編集部

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