高級ブランドガニ偽装で罰金100万円 京都の水産販売会社

京都府京丹後市

 兵庫県産のズワイガニを 京都府京丹後市の高級ブランドガニ「間人(たいざ)ガニ」と偽って販売したとされる事件で、舞鶴区検は30日までに、不正競争防止法違反の罪で、同市丹後町間人の水産物販売会社「まるなか水産」を略式起訴した。舞鶴簡裁は同社に対し罰金100万円の略式命令を出した。いずれも19日付。

 起訴状などによると、同社の当時の従業員らは、昨年1月下旬ごろと2月下旬ごろ、兵庫県の津居山港で水揚げされたカニに、「たいざガニ」と書かれたタグを取り付け、カニ2匹を顧客に計5万4500円で販売した。

 間人ガニを巡る産地偽装事件では、舞鶴簡裁が19日、同法違反などの疑いで同社の元役員(42)ら男性2人にも罰金の略式命令を出した。

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