【阪神】岡田彰布監督 4打数4安打1打点のノイジーに「どうしたんやろ(笑い)」

大活躍のノイジー

阪神は30日の広島戦(マツダ)に7―1で完勝し3連勝。先発の村上が9回7安打1四球1失点で完投し、2勝目をマークした。

理想的なゲーム展開で白星をもぎとった試合後の岡田彰布監督(66)は、当然ながら上機嫌そのもの。

「(攻撃も)久々につながったな。大事なとこで三振せえへんやんか。前に転がせばな。ゲッツーでええんよ。1点でええんよ」

初回に1点の先制を許したものの、併殺の間の得点や犠飛などの〝渋い攻撃〟で1点ずつ取り返し勝ち越しに成功すると、気が付けば6点差をつけるワンサイドゲームで試合は終了。昨季のチャンピオンチームの強さを敵地で存分に見せつけた。

5番・左翼として先発出場したノイジーは四球、左前打、中前打、左前適時打、右前打と4打数4安打1打点の大暴れ。広角に打ち分ける器用な打撃でチームの勝利に大きく貢献し、気が付けば打率は3割の大台に乗った。

「ノイジーはどうしたんやろ(笑い)。分からんけど。ちょっとバット立ってきたよな。寝かしてないもんな。開幕の時はそんなにええとこなかったのにな。ここ何試合かな、ホントにオマエ、右方向にもうまいこと打ちよるしな」と虎指揮官もニンマリ顔。「(2安打3打点の)坂本や梅野も練習の時からようなっとるで。なんだかヒットが出そうな感じがするもんな」とナイン個々の状態が上昇していることを喜んだ。

開幕当初こそ貧打に苦しんだが、15勝9敗3分けの好成績で3、4月の戦いをフィニッシュ。2位・巨人とのゲーム差も2・5に広がった。球団史上初となる連覇へ向け、岡田虎に死角はない。

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