リニア新幹線工事 ボーリング調査を5月中に再開 JR東海社長会見

JR東海の丹羽俊介社長が会見を開き、リニア新幹線の工事に伴うボーリング調査について5月中に再開する考えを示しました。

JR東海 丹羽俊介社長:
「設定した湧水量の管理値と静岡県の専門部会でも示した管理フローに基づいて、慎重にボーリング調査を行っていく」

リニア新幹線工事を巡っては、山梨県側から静岡県に向かって行われているボーリング調査が、機械の点検を理由に2023年10月から中断しています。

静岡県はこれまで県境300メートル以内の掘削に待ったをかけています。

JR東海は機械の確認が完了したとして、5月中に山梨県側でボーリング調査を再開する考えを示しました。

そして静岡県側については…。

JR東海 丹羽俊介社長:
「静岡県内の地質及び湧水の状況を把握してその結果を公表することが(大井川)流域関係者のご安心につながるといったご意見が流域8市2町の首長の皆様からお聞きしている。早期に県境を越えて静岡県内のボーリングも実施したいと考えている」

© 静岡朝日テレビ