賃上げ集計 規模間格差は約5000円 愛知経協

愛知県経営者協会(大島卓会長)は、春季労使交渉状況の中間報告として、妥結平均は1万4455円(アップ率5.09%)となり、現時点では記録が確認できる1985年以降の最高額になっていると発表した。調査対象は会員企業の210社で、4月11日までに回答のあった88社を集計している。

規模別でみると、1000人以上で1万5628円(同5.26%)、300人未満で1万605円(同4.34%)と、約5000円の格差がある。

交渉で考慮した要素について尋ねると(複数回答)、「人材確保・定着」が57社で最も多く、「物価動向」や「業績」を上回った。同経協は「中小企業における賃上げの原資確保のため、価格転嫁に関する支援に注力していく」(担当者)とした。

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