卓球中国が15歳の新鋭抜擢で張本美和の影響と話題「張本の脅威に重大な決断を下した」

張本美和

卓球の世界ツアー、コンテンダー太原(20日から)に中国が15歳の新鋭を抜てきし、〝張本美和(15=木下グループ)の影響〟と注目を集めている。

張本はワールドカップ(W杯、マカオ)で世界ランキング3位の王芸迪(中国)を破るなどしベスト4入り。世界ランクも8位に浮上した。15歳の快進撃に、卓球強国・中国でも警戒する存在となっている。

そんな中、中国メディア「網易」は「張本美和の影響か? 中国卓球協会の劉国梁会長は、15歳の女子選手を国際大会に登録するという重大な決断を下した」と題し、中国が混合ダブルスに15歳の女子選手、馮怡璇を送り込むことについて伝えた。

同記事は「近年、中国女子卓球代表は次世代の育成に空白がある。大きな大会で頭角を現す若手がいない。一方、日本は、この点において多大な努力を払い、一定の成果を上げている」と若い世代の躍進が目立つ日本と比較。

東京五輪混合ダブルスを20歳で制した伊藤美誠(スターツ)や、パリ五輪代表の張本の活躍を説明。特に張本について「非常に有能な選手。強いだけではなく、まだ15歳ということが重要だ。張本の脅威に、劉国梁会長は中国の優位性を維持し続けるために次世代の育成を強化するという重要な決断を下し、馮怡璇の派遣を決めた」と狙いについて持論を展開。「もちろん、張本と比べると大きな差があるが、おそらくこの挑戦から馮怡璇の栄光が始まる」と記した。

張本の影響力は非常に大きいようだ。

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