森保監督がW杯に向けてパリ世代の抜擢を明言「何人かいた」 MF松木玖生ら候補

欧州視察を終えて帰国した森保監督

日本代表の森保一監督(55)が2026年北中米W杯へ向けて、パリ五輪出場を決めた大岩ジャパンの選手たちを積極的に抜てきしていく方針を示した。

欧州視察を終えて4月30日に帰国した指揮官は、8大会連続の五輪出場を決めたU―23日本代表について言及。今後は本大会に向けてオーバーエージ(OA)枠が焦点となっているが「日本のサッカーとして、五輪でメダルを取るために、良い連携でサポートできればと思う」と語った。

さらにOAだけでなく、パリ五輪世代にはMF久保建英(レアル・ソシエダード)やGK鈴木彩艶(シントトロイデン)などA代表の主力に定着している選手もいる。そうした選手も含めて「日本が勝つことが我々にとっても一番うれしいことなので、五輪で結果を出せるように最大限協力して、サポートしていきたい」と強調。大岩ジャパンが目標とする金メダル獲得へ向けて、最強布陣の形成に惜しみなく協力する方針を明言した。OAやパリ世代で五輪を優先させる選手は、6月の活動から大岩ジャパンに合流する見込みだ。

一方で、森保監督は今大会に出場した選手から今後A代表で登用したい選手も発掘した様子。「呼ばせてもらいたいと思っている選手はいる。6月は五輪に向けての強化なのですぐということではないが、継続していいプレーをすれば、さらに伸びしろがあるなという楽しみな選手は何人かいた」と明かした。

すでにA代表で出場しているFW細谷真大(柏)やMF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)に加え、MF松木玖生(FC東京)、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、DF関根大輝(柏)、MF平河悠(町田)などの初招集組も抜てきに期待が高まりそうだ。

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