MVP争い本命に急浮上!? 大谷に“ツンツン”で話題を呼んだレッズ22歳が44発100盗塁ペースの大爆発!「マジで化け物だ!」

シンシナティ・レッズの22歳、エリー・デラクルーズが驚異的なペースで本塁打と盗塁の数を積み上げている。現地時間4月29日のサンディエゴ・パドレス戦に2番・遊撃で先発出場したデラクルーズは、第1打席で先制の8号ソロを放ち、現在のところ、昨年のナ・リーグMVPロナルド・アクーニャJr.が記録した「41HR・73盗塁」を上回る爆発ぶりだ。ネット上でもメジャー2年目の新星に「伝説の始まり!」「マジで化け物だ!」と驚愕の声が上がっている。

パドレス戦の一発も“怪物”の異名をとる彼を象徴するような特大アーチ。初回、1死走者なしで打席に入ったデラクルーズは、パドレス先発マット・ウォルドロンの甘く入ったシンカーを捉えると、打球速度113.4マイル(約182.5キロ)、飛距離443フィート(約135.0メートル)をマークする衝撃の一打がセンター左のブルペンに突き刺さった。

デラクルーズは、これで開幕から29試合で8本塁打、19打点、OPS.980をマーク。盗塁もここまで18を記録し、1シーズンに換算すると、なんと「44本塁打、106打点、100盗塁」というとんでもないペースで、前述のアクーニャJr.が達成した記録を1年で塗り替えようという勢いだ。

無論、ドジャースの大谷翔平にとってもタイトル争いのライバルになることは必至で、X(旧ツイッター)でも「今年はデラクルーズにMVP取られそうやな」「ガチで怪物」「大谷も見たいけどデラクルーズも同じくらい観てみたい」「今FAできたら大谷翔平並みの契約取れそう」「本当超人!見ていて楽しい選手」などと、日本人MLBファンからも注目する声が多数上がっている。

昨年8月のエンジェルス戦では、二塁打を放ち塁上にいた大谷を本物かと確かめるようにツンツンと指で突いて笑顔を交わすなど、日本人スターとの微笑ましいやり取りでも話題になったデラクルーズ。今季はいよいよ覚醒した打棒で、人気もさらに高まりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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