ボルシアMGが板倉滉放出か「安定感ない」選手側も「退団検討」と現地報道

板倉滉 写真:Getty Images

ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)所属の日本代表DF板倉滉には、OA(オーバーエイジ)枠としてパリ五輪参戦の可能性が報じられる一方、MF南野拓実擁するASモナコなど複数クラブが関心を寄せている模様。ボルシアMGの専門サイト『グラードバッハ・ライブ』が4月30日、板倉の去就を特集している。

板倉が移籍する可能性については、ドイツメディア『フースバル』が先月21日に「板倉はボルシアMGと2026年6月まで契約を残しているが、退団を検討している。契約内容には、1500万ユーロ(約24億7000万円)の契約解除条項が盛り込まれている」と選手サイドの意向を報道。

ブンデスリーガ2クラブ、モナコ、ラ・リーガの強豪アトレティコ・マドリードからの関心を伝えると、「モナコのアドルフ・ヒュッター監督は、中盤でプレーし、必要に応じてディフェンダーとしても活躍できる選手を探している。板倉のユーティリティ性はモナコの良い影響をもたらす」とモナコ移籍の可能性を占っていた。

そんな中、『グラードバッハ・ライブ』はボルシアMG所属選手の去就を特集。板倉について「日本代表のディフェンスリーダーであり、ボルシアMG守備陣でもビッグネームだ。しかし、シーズン通しての安定感はない」と欠点を指摘。2026年6月まで契約を残しているものの残留の保証はないとして、クラブが今夏放出に踏み切る可能性を伝えた。

板倉は2022年夏にマンチェスター・シティからボルシアMGへ完全移籍。加入1年目から主力センターバックとして活躍すると、今季もここまでリーグ戦15試合でスタメン出場。ただ、チームはリーグ戦残り3試合で13位に低迷。2部入れ替え戦圏内の16位マインツから勝ち点4差と、ブンデスリーガ残留が決定していない。

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