故アーロン・カーター、遺作の楽曲『リカバリー』を発表

故アーロン・カーターの双子の姉、エンジェル・カーターとプロデューサーを務めていたアーロン・ピアースが、遺作となった楽曲『リカバリー』をリリースした。

2022年11月、カリフォルニア州の自宅の浴槽で死亡しているのが発見されたアーロン、昨年4月にロサンゼルス群検視局は入浴前にジフルオロエタンを吸引してアルプラゾラムを服用したことによる溺死と判定、報告書には「服用した薬物の影響により浴槽の中でアーロンは無力の状態」であったことが溺死を招いたと記されていた。

その悲劇的な死から1年半が経過して、同曲を発表して弟を追悼することとなったエンジェル、米ニュース番組『CBSモーニングス』でこう語った。「アーロンが亡くなった後、『ソングス・フォー・トゥモロー・コンサート』というチャリティーコンサートを開いて、その時に『リカバリー』を演奏したの。そしたらファンたちが、アーロン・ピアースと私にこの曲をリリースしてほしいと懇願してきた。それで今日に至るわ」

ローリングストーン誌によると同曲は、10年以上前に録音された楽曲を収録したアルバム『ザ・リカバリー・アルバム』に収録される予定で、収益の一部はメンタルヘルスに関する非営利団体キッズ・メンタルヘルス・ファンデーションと、アーロンの息子プリンス・リリック・カーターの財団へ寄付されるという。

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