装束を新調、伝統継承への志も高く 奥州・金津流石関獅子躍

力強く演舞を披露する金津流石関獅子躍の踊り手

 岩手県奥州市江刺の金津流石関獅子躍(かなつりゅういしぜきししおどり)保存会(小原剛一郎会長)は29日、同市江刺稲瀬の石関会館で新調した装束の魂入れを行い、演舞を披露した。

 保存会の20周年に合わせ、踊り手やその家族らが9人分を作成。神事を行い、最も儀礼的な演目「礼庭(れいにわ)」を青空の下で力強く踊った。

 「立派な装束に負けない踊りをしたい」と15代中立(なかだち)の中村優太さん(41)。真っすぐ伸びる白い「ササラ」のように、伝統継承への志も高く。

© 株式会社岩手日報社