BE:FIRSTの生配信を7万人が視聴 新曲「Masterplan」とMVの見どころ語る

ユーザーローカル提供の「生放送リアルタイムランキング」を元に、日本のインターネットの1週間の動きを多角的に紹介する「Weekly HOT Streaming」。

政治ニュース、ゲームの大会、アイドルのライブ、VTuberの配信………様々なジャンルの話題が飛び出すこの連載を読めば、あなたもきっとインターネットの多様性と面白さに改めて気づくはずだ。

なお、ランキングの仕様上、国外の配信の情報が入ったり、カウントされていない配信もあるだろうが、その点は何卒ご容赦を。

今回は、4月21日(日)から27日(土)の配信にフィーチャー。、ランキング外だったものの、注目すべきトピックスが盛りだくさんだった。

出典:生放送リアルタイムランキング

BE:FIRSTの生配信を7万人が見守る

今回ご紹介するのは、22位(最高同時接続者数約7万人)と25位(最高同時接続者数約6.5万人)にランクインしたBE:FIRSTの配信。

4月24日にリリースされた新曲「Masterplan」を盛り上げる施策として、リリース日の前後にSNSや配信プラットフォームを横断した情報発信が行われた。

楽曲に込めた想いやMVの見どころ・裏話を語る

新曲リリースに連動したSNSでのコンテンツ発信や生配信といった広報施策は、最早当たり前になりつつある。

BE:FIRSTは4月22日、YouTubeでの新曲MV公開を前に、TikTok・Instagram・YouTubeを次々リレーして生配信を実施。その後、24日にメンバー全員が揃ってのYouTubeライブを実施した。

BE:FIRSTメンバーは、楽曲に込めた思いやMVの見どころ・裏話などについて、新曲への期待感を高めるトークでファンの熱量を刺激。

それもあってか、「Masterplan」のMVは、4月28日にグループ史上最速で1000万回再生を突破。

その他、ダンスパフォーマンス動画やMV、ジャケット撮影の裏側を収めたBehind The Scenesなどの関連コンテンツも公開されている。

Crazy Raccoon「CR FES 2024」開催

この週はランキング外でも興味深いムーブメントがたくさんあったのでご紹介しよう。

プロゲーミングチーム・Crazy Raccoonがさいたまスーパーアリーナでファンイベント「CR FES 2024」を、4月27日〜28日に開催した。

今、日本で最も人気と影響力のあるプロゲーミングチームのひとつであるCrazy Raccoon。

「ゲーマーをかっこよく魅せる」をテーマに、2018年4月に結成。「Apex Legends」「Brawl Stars」「Clash Royale」「オーバーウォッチ」「Fortnite」「大乱闘スマッシュブラザーズ」「ストリートファイター」と、プレイヤー・ストリーマーの9部門に60人以上の選手が所属している。

「CR FES」は、2023年に幕張メッセ国際展示場1-3ホールで初開催されたオフラインイベント。今回はキャパシティも内容もパワーアップしての第2回となる。

トーク・ゲーム・歌唱披露など、さまざまな企画に選手たちがチャレンジ。会場は終始熱気につつまれ、何度も大歓声が起こっていた。

2000年代にニコニコ動画でジャンルが確立し、コロナ禍以降急速にファンダムを拡大してきたゲーム実況シーン。現状マスメディアの力を借りず、ほぼ配信での活躍のみでアリーナクラスの会場を2日間埋めてしまうまでの人気ジャンルにまで成長した。

「ニコニコ超会議」に約12万人が来場

また、ニコニコ動画が主催するイベント「ニコニコ超会議」も開催された。

毎年幕張メッセで開催されている同イベント。コロナ禍を経た今回22日から28日までネット上で開催し、27日と28日はリアルイベント開催というハイブリッド型で行われた。

「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」というコンセプトそのものの、コンテンツのごった煮のようなリアル会場には2023年(11万8797人)を上回る12万5362人が来場した。

さまざまな展示・ステージイベント・体験ブースが盛り上がりを見せた「ニコニコ超会議」。特に注目を集めていたのは、多様なジャンルのコスプレイヤーや、VOCALOIDオンリー音楽ステージ「超ボカニコ」などだった。

また、クリエイターが自由に自己表現できるスペース「クリエイタークロス」のエリアが大幅に拡大され、ユーザー出展者は前年の6.8倍の900組超となった。

「THE VOC@LOiD 超 M@STER 55」など併催イベントを含めた総出展者は1131組に上るなど、いつも以上にユーザー主体型の年となった。

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