アンチェロッティ監督、バイエルンと引き分けた敵地での一戦に手応え「試合はかなりいい形で終えた」

レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督がバイエルン戦を振り返った。4月30日、スペイン紙『マルカ』が同監督のコメントを伝えている。

チャンピオンズリーグ(CL)・準決勝ファーストレグが4月30日に行われ、バイエルン(ドイツ)とレアル・マドリード(スペイン)が対戦した。試合は、押し込まれる時間が続いていたレアル・マドリードが、 24分にヴィニシウス・ジュニオールの得点で先制に成功。しかし、53分にレロイ・サネが豪快な一撃を決めると、直後の57分にはハリー・ケインがPKを沈めてバイエルンが逆転する。それでも、83分にヴィニシウスがPKで2得点目を挙げ、2-2のまま試合は終了した。

試合後のインタビューに応じたアンチェロッティ監督は、「後半の立ち上がりに私たちに勢いが生まれたが、その瞬間に彼らは我々から2得点を挙げた。彼らは自分たちの最高の姿を見せたが、私たちはそれを見せられなかったと思う」と逆転を許した後半序盤の反省を口に。続けて、「でも次の水曜日にはそれを見せる時間があると私は思っている」と述べつつ、「バイエルンはクオリティが高い」と対戦相手に称賛を送った。

また、「前半は守備を固めたが、インテンシティが低かった。後半に相手が先制したとき、私たちは少しプレスをかけ始めた。感触は良かったが迫力が足りなかった」と分析。一方で、「試合はかなりいい形で終えた。誰もが知っているが、この環境では90分間苦しむ必要がある」と難しい時間を多く過ごしながらの引き分けに、一定の手応えも感じているようだ。

さらに、この試合では最前線でプレーし、2得点を挙げてチームをドローに導いたヴィニシウスについては、「彼はオフ・ザ・ボールで裏を突くことを学んでいるから、あそこでプレーできると思う。もちろん(トニ・)クロースのようにボールを受けてくれるミッドフィルダーがいなければならないが」と評価した。

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