上天草市の離島・湯島を地図片手に探検 灯台や猫など指定場所や物探して得点競う「ロゲイニング」初開催 

ロゲイニングで指定された場所の灯台を見つけ、到達を証明する写真を撮る参加者=27日、上天草市
島の地図を広げて、次の目標地点を探す参加者=27日、上天草市

 上天草市大矢野町の離島・湯島で27日、指定された見どころをくまなく巡り歩くイベント「湯島ロゲイニング」があり、約60人が島の探検を楽しんだ。住民らでつくる実行委員会が、湯島をPRしようと初めて企画した。

 ロゲイニングはオーストラリア発祥。地図を見ながら指定された場所をなるべく多く回り、獲得した得点を競う。

 午前10時、家族連れや友人グループが漁港のイベント本部からスタート。地図を片手に、神社や灯台、高台の公園のほか、島の人気者の猫や旅館の看板など、34の場所や対象物を探し回り、楽しみながら「証明写真」を撮っていった。

 ランニング仲間2人と参加した熊本市南区、会社員女性(43)は「島という舞台に冒険心をくすぐられ、夢中になって走り回ってしまった。海に囲まれ、自然も満喫できた」と大満足の様子だった。(丸山宗一郎)

© 株式会社熊本日日新聞社