苦痛の中で死んでいった動物たち…捨て犬数十匹、違法に安楽死させた動物センターが物議を醸す=韓国

キョンサンナムド(慶尚南道)ミルヤン(密陽)地域のある動物保護センターで、捨て犬数十匹を違法に安楽死させ、物議を醸している。

30日、密陽市によると9日の午前8時ごろ、市が委託した動物保護センターで捨て犬37匹が安楽死された。

捨て犬は動物保護センターに入れられた後の10日間、里親募集の公告を出すが、この期間に里親になる人が現れなければ手続きに従って安楽死となる。

問題は安楽死の過程で動物保護法に違反していた点だ。

獣医が安楽死に先立ち、対象の捨て犬を麻酔もせず、他の動物が見ている前で安楽死を行ったことが分かった。

市の関係者は「センター側が『(他の捨て犬の死ぬ瞬間が見えないように)布団で覆ったが、足りない部分があった』と釈明した。麻酔をしていない点などに関し、当該獣医が29日、動物保護団体との懇談会で謝罪した」と伝えた。

市は動物保護センターを相手に真相調査を行う予定だ。

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