温もり感じる北欧雑貨 いわき市立美術館で6月「フィンランド展」

写真上=アルヴァ・アアルト《スツール60》オリジナルデザイン1933年、アルテック、スコープ蔵(撮影・八田政玄、画像提供・世界文化社)、写真下=オイバ・トイッカ《アニュアルバード》1996~2022年、ヌータヤルヴィ/イッタラ、スコープ蔵(撮影・八田政玄、画像提供・世界文化社)

 いわき市立美術館で6月22日に開幕する企画展「フィンランドのライフスタイル 暮らしを豊かにするデザイン」について、同美術館は30日、概要を発表した。建築家アルヴァ・アアルト(1898~1976年)ら巨匠の名作から現代に至るまで、機能的で温かみのあるフィンランドデザインを概観できる内容になっている。8月18日まで。

 いわき市立美術館と福島民友新聞社、福島中央テレビの主催で、福島民友新聞創刊130周年プレ記念事業、福島中央テレビ開局55周年プレ記念事業として開催する。

 家具や陶器、テキスタイルなど約750点を展示。モダンデザインの金字塔「スツール60」など名作家具をデザインしたアアルトのほか、国民的人気を誇った食器シリーズ「キルタ」のデザイナー、カイ・フランク(1911~89年)、「バード」シリーズなどポップなガラス作品で知られるオイバ・トイッカ(1931~2019年)の作品を紹介する。展示を通じて、フィンランドの生活やライフスタイルについて知ることができる。

 観覧料は一般1200円、高校・高専・大学生800円、小中学生400円。開館時間は午前9時半~午後5時(7、8月の金曜は同8時まで開館)。月曜と7月16日は休館(同15日と8月12日は開館)。

 問い合わせは美術館(電話0246.25.1111)へ。

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