広島の槇原太郎さん陶展 四日市の山画廊、精密な模様施した150作品 三重

【「じっくり見てほしい」と話す槇原さん=四日市市安島の山画廊で】

 【四日市】広島市の陶芸家、槇原太郎さん(47)の陶展が、三重県四日市市安島の山画廊で開かれている。5月5日まで。

 花器をはじめ、皿やマグカップ、茶道具の一つでコンペイトーを入れる器「振り出し」など約150点を展示。ヘリンボーンや格子柄だったりと、プリントと見間違えられるほど精密な模様が施されている。彫りと象嵌(ぞうがん)の技術で表現した。山画廊では15回目となる個展だが、今回初めて飯わんと土鍋を出品した。

 槇原さんは広島県東広島市の出身。陶芸を学んだ岐阜県多治見市で作陶を続けていたが、4年前に広島市に移住した。国内のみならず、米ニューヨークやメキシコなど海外でも個展を開く。「一点一点じっくり見てもらえたら」と話す。最終日の5月5日は在廊する。

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