セナら乗車のF1マシン展示 鈴鹿PA、最強ホンダエンジン目視可 三重

【カウルを外した状態で展示されたマシン=鈴鹿市山本町の新名神高速道路鈴鹿パーキングエリアで】

 【鈴鹿】三重県の鈴鹿市はこのほど、同市山本町の新名神高速道路鈴鹿PA「PIT SUZUKA」の地域資源PRコーナーで、F1マシン「マクラーレン・ホンダ MP4/5B」1台を展示した。6月28日まで。

 展示車両は、平成2年のF1世界選手権でアイルトン・セナ、ゲルハルト・ベルガーの両選手が乗車。6勝を挙げ、セナがドライバーズチャンピオンを獲得した。当時最強のエンジンと称されたホンダ製「RA100E」を搭載する。

 今回はエンジンを目視できるよう、エンジン部分を覆う部品(カウル)を外した状態で展示している。エンジンが露出した状態での展示は極めて貴重という。

 マシンはホンダコレクションホールから借り、車両選定などはNPO法人鈴鹿モータースポーツ友の会が協力した。

 担当の商業観光政策課は「F1日本グランプリ初の春開催を無事終え、舞台となる鈴鹿とF1の歴史を振り返ってもらえれば」と話した。

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