![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1158211117496337308/origin_1.jpg)
スタジオジブリの作品をテレビ放送とともに振り返る「金曜ロードショーとジブリ展」が、京都市京セラ美術館(同市左京区)で開かれている。名シーンの絵コンテや作品世界を体感できるコーナーがある。
テレビ番組「金曜ロードショー」は、ジブリ作品を200回以上放送。展示は番組開始の1985年を起点に、昭和から令和までの世相とともにひもとく。
ジブリ誕生のきっかけとなった「風の谷のナウシカ」(宮崎駿監督)は84年に劇場公開。番組では86年に放送された。89年放送の「となりのトトロ」は視聴率21.4%を記録し、人気に火を付けたことを紹介。その年の社会情勢について、リクルート事件やバブル経済に浮かれる日本をパネルで解説。「ネコバス」が登場するシーンなどの絵コンテとともに飾られている。
「風の谷のナウシカ」の「腐海」を再現したコーナーでは、造形家竹谷隆之さんが今にも動き出しそうな「王蟲(オーム)」や「大王ヤンマ」を手がけた。作品ポスターの主人公気分で写真撮影を楽しめるセットもある。
6月29日まで。午前10時~午後6時(休日は午前9時から)。月曜休館(5月6日は開館)。大人1800円、中高生1500円、小学生千円。オンラインで日時予約が必要。同館TEL075.771.4334 (安藤真子)