人件費削減図るユベントス、ドーピング違反のポグバら4選手が退団か

MFポール・ポグバら4選手がユベントス退団へ[写真:Getty Images]

ユベントスでは今夏に4名の選手が退団する可能性があるようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。

今シーズン、セリエAで34試合を消化して3位につけるユベントス。首位インテルに大差をつけられスクデットこそ逃す結果となったが、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得には近づいている。

クラブは2シーズンぶりのCLに備え、今夏の移籍市場では戦力の強化を模索。ただし、慢性的な財政難に陥っていることもあり、まずは人件費削減を図りたい考えのようだ。

イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ユベントスでは4名の選手が退団に向かっているとのこと。フランス代表MFポール・ポグバ(31)、ポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリク(30)、ブラジル代表DFアレックス・サンドロ(33)、イタリア代表DFダニエレ・ルガーニ(29)が夏にクラブを去る予定のようだ。

ポグバは2022年夏にマンチェスター・ユナイテッドから6年ぶりに復帰するも、昨シーズンは度重なるケガに苦しめられほとんど戦力になれず。今シーズンの挽回が期待されていたが、ドーピング違反で4年間の長期出場停止処分を受けることになった。

ミリクは2022年夏にマルセイユから買い取りオプション付きのレンタルで加入。今夏に買い取りオプションが行使され完全移籍となると、今シーズンは途中出場がメインながら公式戦31試合7ゴール1アシストを記録している。

アレックス・サンドロは2015年夏にポルトから加入して以来、9シーズンにわたってユベントスに所属。昨夏にも移籍の噂がありながら残留となると、公式戦17試合に出場している。

ルガーニは2012年に18歳の若さでユベントスへ加入すると、エンポリへのレンタル移籍を経て2015年からファーストチームに定着。今シーズンはバックアッパー的役割を担い、公式戦16試合に出場している。

ユベントスはこれらの選手の退団によって、3000万〜3500万ユーロ(約50~58億円)の削減を見込んでいるとのこと。これによって、補強資金を調達したい考えのようだ。

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