チャンカレが金沢と契約終了「信頼関係に疑問」新スタ名称は無関係と強調も…

ツエーゲン金沢のサポーター 写真:Getty Images

カレーチェーン店『チャンピオンカレー』は今月1日、明治安田J3リーグ・ツエーゲン金沢とのパートナー契約終了を公式発表。ライバル企業である『株式会社ゴーゴーカレーグループ』が新スタジアムの命名権を取得したこととは無関係だという。

チャンピオンカレーは2015年5月に金沢のスポンサー契約を締結。ホームゲームのスタジアムグルメに出店したほか、2022年には同クラブ所属選手を石川県内各店舗のアンバサダーに任命するなど、タイアップキャンペーンを実施。北陸3県に店舗を構えるカレー店として、クラブをサポートしてきた。

しかし、同社は公式X(旧ツイッター)で「2024年4月30日をもってツエーゲン金沢様とのパートナー契約を終了いたしました」と発表。「本件決定について、金沢スタジアムの命名権やJ3への降格は一切関係ございません」と断った上で、「具体的な言及は避けますが、信頼関係に疑問を生じる様々な出来事が重なり、現時点でパートナー契約の継続は難しいと考えました」と理由を説明。

「サポーターの皆様には折に触れ弊社店舗や商品をご利用いただき本当にありがとうございました。この場をお借りして改めて感謝申し上げます。最後に、パートナーの立場は離れることになりますが、今後のツエーゲン金沢様の発展を心より願っております」と、ファン・サポーターに感謝の思いを伝えたが、突然の発表に「何があった?」「クラブの営業担当が何かしらやらかしたと勘ぐってしまう」「スポンサーにこんなことを言わせたらダメ」などと驚きの声や批判が湧き起っている。

なお、チャンピオンカレーは昨年、新スタジアムの命名権に関して「新スタについて中の人の私見です。まずは私たちもびっくりしました。命名権に関しては金沢市さんの決定であり、この一件のみでツエーゲン金沢さんと弊社の関係が変わることはないと思っています」と、クラブとの関係維持を強調していた。それだけに突然のスポンサー契約終了は、ファン・サポーターに衝撃をもたらしている。

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