【漫画でわかる】「仕事ができる人」は何をしている? “成果”を出す人の「自由」と「出世」の考え方

■仕事ができる人が見えないところでしていること
安達裕哉『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』(日本実業出版社)

1万人のビジネスパーソンを見てきた気鋭のコンサルタント、安達裕哉さんの書籍『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』(日本実業出版社)が話題だ。本書では、これまでにあまり言語化されてこなかった、本当に仕事ができる人たちの行動や思考法、工夫などが実例とともに、わかりやすくまとめられている新社会人にとってもおすすめの内容と言えるだろう。今回はそんな話題書の一部を漫画にして紹介。仕事ができる人の「思考法」と「コミュニケーション術」を見ていこう。

■仕事ができる人にとって「自由」とは?

本書には「仕事ができる人」になるためには5つのキーワードがあると書かれている。「実行力」「決断力」「コミュニケーション力」「考え抜く力」「働きかけ力」……それぞれの章にわかれ、安達さん自らが培ってきたノウハウや、信頼できる人との付き合いから習得したメソッドがたっぷりと記載されているのでパラパラとめくっているだけでもわかりやすい。

■仕事ができる人の出世の考え方とは?

本書には、この漫画の他にも体験談としての上司と部下、または取引先担当者とのリアルな会話が誌面で再現されているので、シーンを思い浮かべやすいのも嬉しい。読みやすさに主眼を置いた構成は、さすがはプレゼン力に長けたコンサルだと思う内容だ。

よく新社会人が陥りがちな考え方ではあるのだが、仕事は目に見える成果を出すことだけが評価に繋がるわけではない。評価基準は企業や人事担当によってさまざまであることも、深く掘り下げている。それぞれの勤めている企業に合わせた調整をしてくことも必要なこともあると思うが、本書のスキルは仕事をうまくやっていく上で役立つことは間違いない普遍的なものだと言えるだろう。

(文=米田圭一郎)

© 株式会社blueprint