平田広明が判事役で「虎に翼」に出演。「“染み着いた海賊臭を消さねば”と思いました」

平田広明が、NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜午前8:00ほか)の5月1~3日放送・第23~25回に出演する。

伊藤沙莉が主演を務める「虎に翼」は、日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんをモデルにした物語。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ1人の女性の実話に基づく骨太なストーリーを追いながら、事件や裁判が解決されていく爽快感を味わえる本作は、同局の「恋せぬふたり」で第40回向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本を手掛けるオリジナルストーリーとなっている。

猪爪寅子(伊藤)の父・直言(岡部たかし)も被告人となっている「共亜事件」の裁判で、裁判長を務める判事・武井役を務める平田。平田は「お話をいただいた時、裁判官の役と伺ってとても緊張しました。普段、吹き替えやアニメでやっているキャラとは180°違うので、台本をいただいてまず思ったのは『染み着いた海賊臭を消さねば』でした。聞くところによりますと、海賊臭を放つ女中さんも出ているようなので、爽やかな朝のお茶の間が潮臭くならないよう、祈っております。撮影現場では、昔からお世話になっている磯部勉さんにいろいろ教わり、また穂高重親役の小林薫さんにも大変なところで助けていただきました。初回から楽しく見させていただいております。寅子の活躍を皆さんと一緒に、そしてたぶんないとは思いますが、この先、女中の稲さん(田中真弓)が被告にならないよう、見守りたいと思います」と、田中と共に声優を務めるアニメ「ONE PIECE」を意識したメッセージを寄せている。

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