8月21日は「大相撲つがる場所」 地元出身・伊勢ケ浜親方、尊富士とともに報告

倉光市長(右から2人目)から記念のオリジナルタオルを受け取り、記念撮影に納まる尊富士(同3人目)。左端は伊勢ケ浜親方、右端は市議会の木村良博議長=つがる市役所

 日本相撲協会の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士、青森県つがる市出身)らが30日、つがる市役所を訪れ、8月21日に同市の伊藤鉱業アリーナつがる(市総合体育館)で夏巡業「大相撲つがる場所」(実行委員会主催)が開催されると報告した。

 関係者によると、同市での巡業は2005年の新市合併後初めてで、市制施行20周年を記念して開かれる。相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初切(しょっきり)」や、力士との握手会、質問コーナー、幕内力士の取組などを予定している。

 親方は弟子の尊富士とともに市役所を訪問。尊富士は同市の木造中学校に在籍して相撲を本格的に学び、大相撲春場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たした。親方は、巡業について「人気を集めると思う。地元の力士も来るので盛り上がってくれれば」と期待を語った。

 倉光弘昭市長は「市民は生の尊富士を見たいと思っていっぱい来るだろう。まずはけがを治して備えてほしい」と激励した。ゆかりの地に戻った尊富士は「今、大相撲の世界でいい結果を残しているのは(中学時代に指導してくれた)越後谷清彦監督のおかげ」と感謝を口にした。

 巡業のチケットはタマリS席1万4500円、同A席1万2500円など。5月12日から順次販売が始まる。問い合わせはつがる場所チケット事務局(電話017-718-5544)へ。

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