島根県丸山知事「安全第一のスケジュールの見直しだと受け止めている」 島根原発2号機再稼働延期

中国電力は、30日、安全対策工事の遅れを理由に、8月に予定していた島根原発2号機の再稼働を、12月に延期すると発表しました。これを受け、島根県の丸山知事は「安全第一のスケジュールの見直しだと受け止めている」と、会見で述べました。

島根県 丸山達也知事「必要な時間をきちんととって、安全確保を最大限、一番大事なこととして扱ってもらう。」

福島第一原発事故を受け、2012年1月に運転を停止した島根原発2号機について、中国電力は、安全対策工事を5月までに終え、8月に原子炉を再稼働、9月から営業運転を再開するとしていました。

しかし、2023年12月に起きた作業員死亡事故による一部工事の停止や、資材調達の遅れなどが原因で、スケジュールが遅れ、再稼働が12月に、営業運転の再開が2025年1月になると、30日に発表しました。

これを受け、島根県の丸山知事は…

島根県 丸山達也知事「発生したことを直ちに発表して、それに対してどういう風に対応したか」「今後、そういうことが起きないようにどういう風に対応するか」

このように述べ、中国電力に対し、引き続きスケジュールありきでなく、安全第一で取り組んでほしいとしました。

また、松江市の上定市長も、「工程ありきではなく、市民の安心・安全を最優先に安全対策に万全を期してほしい」とコメントを発表しています。

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