パスタを茹でる際の「吹きこぼし」を防ぐ、超簡単テクに「感動」

先日Xで、とあるライフハックに注目が集まった。「パスタとか茹でるとき菜箸を鍋に乗せると吹きこぼれないというの、ほんとだった」

先日、Xで話題となった茹で汁の「吹きこぼし」を防ぐ方法

小嶋まりさんによるこの投稿は、36.6万回再生&約3600件ものいいねがつき、この方法を試す人も続出。「知って感動している」「おすすめ」「ほんとありがたい」「これはなかなか使える」などのコメントや、実際に菜箸を使用して吹きこぼれを防いでいる動画が多数投稿されている。

小さな子どもが2人いる筆者にとっても、「吹きこぼし」は手間な掃除を強いられる天敵。なので、菜箸を鍋のふちに乗せるだけでそんな問題が解決するとの同情報は、まさに「救世主」。実際に菜箸、そしてほかの調理器具でも試してみた。

◆ 木べらにフライ返し、お好み焼きのコテでも挑戦・・・

菜箸:鍋の中心に2本まとめて置いてみると、Xの投稿と同様、吹きこぼれを防ぐことができた。次に、菜箸を十字にして挑戦。こちらも成功。最後に、それぞれの箸を離して平行に置いてみたが、こちらは吹きこぼしてしまう結果となった。箸を置く場所がポイントのようだ。

この置き方は失敗。どうやらポイントは中央部に重心を置くことにあるようだ

スパチュラ:吹きこぼしを防ぐことに成功。

木べら:こちらも成功。鍋にも置きやすく、便利だと感じた。

「木べら」でも挑戦

フライ返し:成功したが、鍋の熱伝導で持ち手がアツくなるのが懸念点。

最後に番外編として、関西人の家庭ではおなじみの調理器具「お好み焼きのコテ」でも挑戦してみたが、菜箸や木べらと違って守備範囲が広すぎたのか、こちらはあえなく吹きこぼれた。いろいろ試したが、やはり結果は「菜箸」に軍配が上がった。

あえなく失敗に終わった「お好み焼きのコテ」編

◆ なぜ吹きこぼれが防止できるのか?

そもそもなぜ調理器具を置くと、吹きこぼれが防げるのだろう? 調べてみると、どうやら発生した泡が調理器具に当たって潰されてしまうためだといい、中央部に「泡を分断する橋」をかけることで、モコモコと膨れ上がる泡を沈められるということだ。

片付けが大変な「吹きこぼれ」。今後はライフハックをうまく活用して、未然に防いでいきたい(※鍋に置いた調理器具は大変熱くなるため、やけどに注意してください。調理器具の素材によっては焦げる危険があります)。

文・写真/緑川翠

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