元Fever 333のアリックとステファンが“ハウス・オブ・プロテクション”を結成 新曲&MVを公開

ハードコア・バンド、Fever 333を脱退したアリック・インプロタとステファン・ハリソンが新バンド“ハウス・オブ・プロテクション(House of Protection)”を結成し、4月30日に1stシングル「It’s Supposed To Hurt」を発表。あわせて、ミュージック・ビデオを公開しています。

Night Versesのドラマーでもあるアリック・インプロタと、元The Chariotのギタリストでもあるステファン・ハリソンが立ち上げを発表したハウス・オブ・プロテクションは、各々ライヴ・ミュージシャンとしての幅広い経験をさらに深化させ、パンク、エレクトロニカ、ハードコアの音響の力を結集させたプロジェクト。自己表現と無限の創造性のための空間を築く共通のヴィジョンに基づき、バンド理念は野心的なサウンドと猛烈的ヴィジュアルに結実しています。

バンド名“House of Protection”の意味について、アリックは「『Protection』は具体的にはMassive Attackの曲で、プロジェクトを始めた頃に彼らの伝記を読んでいて、非常にインスピレーションを受けたんだ。フルネームは、私たちが創造性とアイデアだけでなく、ショーに来る人々をも守る何かを構築したかったから」と説明。

今回リリースされたデビュー・シングル「It's Supposed To Hurt」では、アリックとステファンがキャリア初の歌声を披露し、お互いに気づかなかった自身の声を発見したと言います。同曲は、ジョーダン・フィッシュ(元ブリング・ミー・ザ・ホライズン)がプロデュース。シングルについて、バンドは「『It's Supposed To Hurt』は最初に書いた曲で、一部のボーカルは初期の即興から来ているんだ。プロジェクトをスタートさせた時、俺たちはどのように聞こえるかとか、どこに向けたものかを全く考えていなかった。俺たちはこれまで歌ったことがなかったけど、音響的にどんなエネルギーを作り出したいかはわかっていた。それがどれだけ時間をかけても正しい感覚になるまで取り組むって決めていたんだ。幸い、この曲はそれらの疑問の多くに即座に答えるものに仕上がった」とコメントしています。

また、あわせて公開されたMVは、ハウス・オブ・プロテクションのエネルギーを極限のカオスに満ちたショットで捉えた見応えのあるもの。ファンに今後のライヴショーの一端を垣間見せる仕上がりとなっています。

Fever 333での経験、実験的ロック・グループ“Night Verses”でのアリックの取り組み、そしてThe Chariotという象徴的なポストハードコア・バンドでのステファンのギタリストとしての役割を通じて、2人は常に極端であることを恐れないミュージシャンとして、ヘヴィ・ミュージックの世界で名を馳せています。ハウス・オブ・プロテクションは、その自己表現を継続するものであり、怒り、不安、喜び、創造性を、その吠えるようなサウンドに詰め込んでいます。

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