確保した自由席を譲るよう頼まれることは不愉快に感じる人が多い可能性がある
長時間並んで確保した自由席であれば、譲ってくれと頼まれることを不愉快に感じる人は多いと考えられます。
なぜなら、一般的に自由席は先着順で座るものだからです。
混雑しているシーズンであれば、かなり長時間並んでやっと座れるというケースもあります。
そうして確保した席を、簡単に譲りたくないと考えるのは普通のことといってよいでしょう。
指定席が空いているときは、自由席から指定席へ変更できる可能性があります。
「席を譲ってほしい」と言われたときの対処として、指定席への変更ができないか乗務員に聞いてみるよう促すとよいかもしれません。
指定席に乗らないのは、子連れ特有の悩みがある可能性も
子連れの乗客が自由席を購入するのは、値段が安いといった以外の理由があるかもしれません。
例えば子どもがいると、出掛ける準備中に子どもが言うことを聞かず予定の時間に出発できないといったことも発生するでしょう。
そのような場合、指定席の発車時刻に乗車できない可能性を考え、自由席を購入するという人もいるかもしれません。
また、子どもが幼いケースには、親と離れて座らせるのは不安ということも考えられます。
指定席が混雑していて離れた席しか空席がなく、やむなく自由席を購入したということもあるかもしれません。
指定席は絶対に座れるのだから、座りたければ指定席を取るべきだという意見もあるでしょう。
しかし、指定席を購入しなかったのは子連れならではの理由があるのかもしれません。
必ず座りたい場合は、指定席を購入することがおすすめ
自由席は座れない可能性もあるため、絶対に座りたいという方は指定席を購入する方がよいでしょう。
新幹線の指定席・自由席の価格は、時期や新幹線の種類・乗車区間などによって異なります。
例として、東京から新大阪まで通常期のそれぞれの料金を比較してみます。
東京から新大阪までは、運賃は8910円です。
指定席は5810円、自由席は4960円のため、差額は850円となります。
この値段を高いと思うかは人それぞれですが、絶対に座りたいという場合は少し高くても指定席を購入する方がよいかもしれません。
自由席は無理に譲る必要はない。譲る場合は周囲への配慮を
自由席は一般的に乗車が早い人から順に座って行くため、子連れの乗客に頼まれても無理に席を譲る必要はないでしょう。
しかし、子どもを長時間立たせたままにするのはかわいそうと感じ、譲ってあげたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
席が埋まっているときは、ほかにも座れずに立っている乗客がいる可能性も考えられます。
仮に子連れの乗客に席を譲る場合、ほかの立っている乗客が不公平だと感じる可能性もあります。
自由席の席を譲りたいと思えば譲るのも自由ですが、周囲への配慮も必要かもしれません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー