「早業すぎる!?」有隣堂書店員が明らかにした、書店の“バーコード手打ち”事情が面白い

創業114年を誇り、神奈川・東京・千葉で約40店舗を運営する書店、有隣堂の人気公式YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」(通称:ゆうせか)にて、現役書店員が「バーコード手打ち」の技を披露する動画「【書店員のスゴ技】超高速!バーコード手打ちの世界 ~有隣堂しか知らない世界257~」が公開された。

今回登場したのは有隣堂ミウィ橋本店の書店員、玉城由梨奈(愛称:ゆーはし)。有隣堂ミウィ橋本店の公式X(Twitter)にて「#ゆーはし2コマ」と題して、ゆるゆるとした独特な風合いの2コマ漫画を投稿しているスタッフだ。

2コマ漫画内では、書店員として働く中での気づきや、書店関係者以外があまり知らない出版業界事情について扱うことも。本動画の中では、「新聞の広告に載ってる本は新刊とは限らない」という意外な事実を扱った2コマ漫画を紹介した。

今回の動画はバーコードの手打ち事情について。通常、本の購入の際には店員がバーコードをスキャンすることで精算が行われることが多いが、最近ではコミックなどの特典が本の背面にシュリンク封入され、バーコードが隠れてしまうことがある。そんな時に、書店員は書籍JANコード(ISBN)を手打ちするのだという。

レジ設備として全店にiPadが導入されたという有隣堂で、業界一手打ちが早いと自称する玉城が、実際にiPadでのバーコード手打ちを披露。その姿を見た「ゆうせか」マスコットキャラクターのブッコローは、「速い…?」と不安の声を漏らす。「ゆうせか」では、過去にも「雑誌の紐掛け」「本のカバー掛け」「ラッピング」などの“書店員の早業”を紹介する企画が行われており、それぞれ人気コンテンツとなっているが、今回は若干怪しい雲行きのスタートとなった。

その後、有隣堂アトレ恵比寿店の名物書店員・大平雅代(愛称:雅代姐さん)とのバーコード手打ちのスピード勝負が行われた。勝負の様子を見て、ブッコローは「遅っ…」「視聴維持率めっちゃ下がるんだろうなあ」と持ち前の毒舌を炸裂させた。

動画のコメント欄には「テンキーを導入してあげて…」「これをお蔵入りにしなかった勇気だけは買います…(笑)」「 まだまだ有隣堂には逸材が居そうですね」などの感想が寄せられている。バーコード手打ちの対決の結果は動画でぜひ確認してみてほしい。

(文=リアルサウンド ブック編集部)

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