北海道新幹線の新函館北斗ー札幌間について、建設主体の鉄道・運輸機構が８日を軸に、２０３０年度末の開業断念を発表する方向で国土交通省と調整していることが分かりました。
北海道新幹線の新函館北斗ー札幌間をめぐっては、後志の羊蹄トンネルで巨大な岩の塊が見つかり、工事がおよそ４年遅れるなど、計画通り進んでいません。
こうしたことから鉄道・運輸機構は８日にも斉藤鉄夫国土交通大臣に状況を報告した後、開業延期を正式発表する見通しです。今後は国交省の有識者会議などで延期期間の短縮や、新たな開業時期について協議します。
