大谷翔平、1安打をマークも今季初の“3三振”。約2時間遅れ+延長戦となった一戦で、ドジャースがダイヤモンドバックスにサヨナラ負け

現地4月30日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でアリゾナ・ダイヤモンドバックスと対戦し、3対4で敗れた。バックネット最上部に蜂の群れが確認され、駆除のために1時間55分遅れで試合は始まった。大谷翔平は「2番・DH」でスタメン出場。5打数1安打で、今季初の3三振を記録した。

0対1で迎えた5回表にドジャースが同点に追いつく。代打のマックス・マンシーが四球で出塁し、8番アンディ・パヘスが左前打。9番ミゲル・ロハスが送りバントを失敗した後、1番のムーキー・ベッツが四球を選んで1死満塁。打席には大谷が入った。

ダイヤモンドバックスはこの場面で、左腕のジョー・マンティプライを4番手として送り込む。しかし大谷への2球目が暴投となって、ドジャースが1対1の同点に追いついた。なおも二、三塁の好機だったが、大谷は空振り三振に終わった。
6回にドジャースが逆転に成功する。先頭の4番ウィル・スミスが二塁打、6番エンリケ・ヘルナンデスが右前打で1死一、三塁。続く7番マンシーが打席に入った際、左腕マンティプライが投球動作を途中で止めてしまい、マンシーをはじめ大谷らベンチの面々が一斉にボークを指摘。これがボーク判定となり、2対1とドジャースが逆転した。

投手陣も踏ん張った。先発したルーキーのランドン・ナックが5回・1失点と好投すると、2番手マイケル・グローブ、3番手ジョー・ケリーが無失点投球。しかし、4番手のダニエル・ハドソンがダイヤモンドバックス打線につかまった。8回裏に7番ガブリエル・モレノに適時打を許して2対2の同点に追いつかれた。

無死2塁から始まる延長に突入すると、10回表にドジャースが加点。ダイヤモンドバックスの7番手で、元ヤクルトのスコット・マクガフから1死満塁の好機を作ると、4番スミスが犠飛を放って3対2とリード。しかし、10回裏にクリスチャン・ウォーカーにこの試合2本目となる本塁打を浴びて、ドジャースはサヨナラ負けを喫した。

構成●THE DIGEST編集部

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