国際ジャーナリスト・小西克哉が懸念「日本はもっと教育にお金をかけるべき」

5月1日放送の「くにまる食堂」(文化放送)は、5月2日に岸田総理がパリで経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会の関連行事に出席するというニュースを受けて、国際ジャーナリストの小西克哉さんが、「日本はもっと教育にお金をかけるべき」だとコメントした。

小西克哉「OECDは38か国あるんですけど、かつて日本は優等生だったんですけど、今や貧乏人の数は一番多いんです。知らない間に日本は貧乏国になっているということです。そのビリの貧乏国が議長国を務める」

野村邦丸「経済的な問題もそうですし、教育のほうも問題となっていますよね」

小西「アジアの大学ランキングでも東大は5位。まだ上がったほうですよ。GDPの中に占める政府がどれだけ教育に使っているか(の割合)も最低です。日本は早く発展途上国だという認識を持たなきゃいけない。」

邦丸「なぜそうなっているのですか?」

小西「文部科学省が教育にお金を使わないから、そういったことになっているわけです。ヨーロッパのように国がかけてくれたら全然違うわけです。出来るだけお金をかけて、将来の人材を作っていくというのが、長期的な本来の政治のやるべきものだと思います。例えば、防衛費は倍になるけど、教育費は倍になったためしがないじゃないですか。そこですよ」

邦丸「明確な方針が立てられればいいんですけどね」

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