大谷翔平が今季初の1試合3三振 2度の勝ち越しチャンスで凡退…チームもサヨナラ負け

大谷翔平(ロイター)

ドジャースの大谷翔平投手(29)は30日(日本時間1日)に敵地アリゾナ州フェニックスでのダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場し、5打数1安打、3三振だった。打率3割3分6厘。チームは延長10回の熱戦の末、3―4で逆転サヨナラ負けした。

チェース・フィールドのバックネット上部にハチの大量発生したことで、駆除に時間がかかり、試合開始が1時間55分遅れる異例の展開。相手先発は左腕モンゴメリーから、メジャー初先発の左腕ヒューズに変更された。

初回一死無走者はフルカウントからの6球目、外角高めの82・9マイル(約133・4キロ)のスライダーに少し泳がされるもされるもバットの先で拾うとしっかり振り切った。痛烈な当たりではなかったが、ゴロは中前へ抜けた。

4回先頭は2番手の右腕ジャービスと対戦。カウント1―2からの4球目、ほぼ真ん中の88・3マイル(約142キロ)のカットボールに反応することなく見逃し三振に倒れた。この打席では1度もバットを振らなかった。

3打席目は1点を追う5回一死満塁で回って来た。マウンドは4番手の左腕マンティプライ。1ボールからの2球目が暴投となり、三塁走者が生還して1―1の同点に。しかし、フルカウントからの6球目、外角低めの89・1マイル(約143・4キロ)のシンカーにバットは空を切った。

7回二死無走者は5番手の右腕トンプソンのシンカーに合わなかった。カウント2―2からの5球目、内角高めの91マイル(約146・5キロ)のシンカーにバットが空を切った。1試合3三振は今季初だ。

2―2の延長10回無死一、二塁は2019年から4年間ヤクルトでプレーした右腕マクガフと対戦。カウント3―1からの5球目、外角高めの93・7マイル(約1508キロ)のフォーシームを強引に引っ張って二ゴロ。その後、フリーマンが四球で一死満塁とすると4番スミスの左犠飛で勝ち越した。

2度の得点圏で結果を出せなかった大谷。1本打っていれば流れは変わっていた。1日(同2日)の3連戦最終戦で雪辱できるか。

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