住宅戸数は過去最高で4.2%増加も、空き家も増加…全国で900万戸 一方、日本の総人口は減少も、75歳以上は増加…【全都道府県別 人口・住宅戸数増減率ランキング】

総務省統計局は4月30日、住宅とそこに住んでいる世帯の状況など、実態を把握するため5年ごとに実施している「住宅・土地統計調査」の集計結果(速報値)を発表しました。

それによりますと、2023年10月1日現在、日本の総住宅数は6502万戸で、2018年から4.2%(261万戸)の増加となっています。

住宅戸数が最も多いのは東京都で820万戸、2018年調査からの増減率は青森県、秋田県、高知県、長崎県を除いた都道府県で増加となり、全国の増加率は4.2%となりました(詳細はを参照ください)。

空き家数は900万戸と過去最多、2018年から51万戸の増加、空き家率も13.8%と過去最高となり、賃貸・売却用や別荘などの二次的住宅を除く空き家は、385万戸で2018年の調査から、37万戸の増加となりました。

空き家率が最も高いのは和歌山県及び徳島県で、賃貸・売却用や二次的住宅(別荘など)を除く空き家率は西日本で高い傾向にあるとのことです。

空き家のうち「賃貸・売却用及び二次的住宅(別荘など)を除く空き家率」を都道府県別にみると、鹿児島県が13.6%と最も高く、次いで高知県が12.9%、徳島県及び愛媛県が12.2%などとなっていて、西日本で高い傾向となっています。

また、4月12日に公表された、2023年10月1日現在の人口推計によりますと、日本の総人口は1億2435万2千人で、前年に比べ59万5千人(-0.48%)の減少となり、13年連続で減少しています。

年齢別の人口は、
15歳未満は1417万3千人 前年比32万9千人減
15~64歳は7395万2千人 前年比25万6千人減
65歳以上は3622万7千人 前年比9千人減
75歳以上は2007万8千人 前年比71万3千人増
となっています。

都道府県別人口ランキング(2023年10月1日現在)

順位 都道府県 人口(千人)
1 東京都 14,086
2 神奈川県 9,229
3 大阪府 8,763
4 愛知県 7,477
5 埼玉県 7,331
6 千葉県 6,257
7 兵庫県 5,370
8 福岡県 5,103
9 北海道 5,092
10 静岡県 3,555

11位~20位

順位 都道府県 人口(千人)
11 茨城県 2,825
12 広島県 2,738
13 京都府 2,535
14 宮城県 2,264
15 新潟県 2,126
16 長野県 2,004
17 岐阜県 1,931
18 群馬県 1,902
19 栃木県 1,897
20 岡山県 1,847

21位~30位

順位 都道府県 人口(千人)
21 福島県 1,767
22 三重県 1,727
23 熊本県 1,709
24 鹿児島県 1,549
25 沖縄県 1,468
26 滋賀県 1,407
27 山口県 1,298
28 奈良県 1,296
29 愛媛県 1,291
30 長崎県 1,267

31位~47位

順位 都道府県 人口(千人)
31 青森県 1,184
32 岩手県 1,163
33 石川県 1,109
34 大分県 1,096
35 宮崎県 1,042
36 山形県 1,026
37 富山県 1,007
38 香川県 926
39 秋田県 914
40 和歌山県 892
41 山梨県 796
42 佐賀県 795
43 福井県 744
44 徳島県 695
45 高知県 666
46 島根県 650
47 鳥取県 537

出典:総務省統計局ホームページ(https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2023np/index.html)

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