記録的に暖かかった4月 87地点(タイ記録8地点)で4月1位を更新 天候のまとめ

4月の天候まとめ 出典=気象庁HP

 気象庁は1日(水)、4月の天候まとめを発表した。気温は全国的にかなり高く、北・東日本と沖縄・奄美は1946年の統計開始以降で4月として1位の高温となった。降水量は沖縄・奄美でかなり多く、日照時間は西日本でかなり少なかった。

記録的な高温

 暖かい空気に覆われやすく、低気圧や前線に向かって暖かい空気が流れ込む日もあったため、月平均気温は全国的にかなり高かった。月平均気温平年差は北日本+3.2℃、東日本で+2.7℃、沖縄・奄美で+2.6℃と、各地域で1946年の統計開始以降、4月として1位の高温となった。また、下旬には多くの地点で、4月として日最高気温の高い方からの歴代1位の記録を更新した。

<月平均気温 高い方からの1位更新地点>
 札幌 10.4℃(平年差+3.1℃)
 青森 11.2℃(平年差+2.7℃)
 仙台 14.8℃(平年差+4.1℃)
 東京 17.1℃(平年差+2.8℃)
 名古屋17.5℃(平年差+2.9℃)
 石垣島26.3℃(平年差+2.9℃) など全国87地点(うち、タイ記録は8地点)

降水量 沖縄・奄美で多い

 東日本の太平洋側と西日本、沖縄・奄美は低気圧や前線の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多かった。東日本は9日(火)ごろは荒れた天気となり、沖縄・奄美は15日(月)ごろを中心に4月として記録的な大雨となった所があった。なお、四国や九州は、月間日照時間が平年の60~70%程度の所が多かった。

<月間日照時間 少ない方からの1更新地点>
 山口 139.3時間(平年比76%)

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