筑後川に初夏の訪れを告げる、えつ漁が1日解禁され、福岡県大川市では、観光遊覧船の運航も始まりました。
大川市の筑後川昇開橋近くで行われた「大川えつ観光川開き」には地元の観光協会や漁協の関係者ら約80人が参加しました。
式では、弘法大師が川に流したアシの葉がえつになったという伝説に基づき、参加者がアシの葉を流し、酒を注いで、豊漁と遊覧船の安全を祈願しました。
1日から漁が解禁された「えつ」は、有明海にのみ生息している魚で、5月から7月にかけて産卵のために筑後川を上ってきます。
運航が始まった観光遊覧船では、南蛮漬けや寿司などのえつ料理が振る舞われました。
遊覧船の乗客「お刺身と南蛮漬けがおいしかった」
「一度好きになったら毎年思いだす。食べたいなと思うのがえつです」
筑後川のえつ漁は、7月20日まで続きます。