シャクナゲ見頃の「ひるぜん花の森」 新緑に映える美しさ フォトコンも/岡山・真庭市 

岡山県真庭市蒜山上福田のヒルゼン高原センター・ジョイフルパークで、シャクナゲが見ごろを迎え、大型連休期間中、観光客でにぎわう園内を華やかに彩っている。花が見ごろの1日から26日まで恒例の「蒜山高原しゃくなげ祭り」が開かれている。

日本古来種「ヤクシマシャクナゲ」をはじめ、西洋種の「パープルマジック」など約100種、1万5000株を園内で栽培しており、例年通り約1週間前に早咲きの品種が開花。現在、白色の「アカボシシャクナゲ」や濃いピンク色の「太陽」などが満開を迎えている。この後も鮮烈な赤さが際立つ「バルカン」といった遅咲きの品種が咲く。

園内に整備された散歩道を彩る花々

色とりどりのシャクナゲが咲きそろう敷地内の庭園「ひるぜん花の森」では、県内外から訪れた家族連れらが整備された約1キロの散歩道を歩きながら、新緑に映える美しい大輪を眺めて楽しんでいる。島根県の会社員•土江和也さん(36)家族は「とても見応えのある景色。気品のある花を見ていると心が落ち着き、和やかな気持ちになる」と話した。

同園は祭りの期間に合わせてフォトコンテストを行っており、作品を募っている。8日以降は蒜山地域の特産品が当たる「お買い物抽選会」や「シャクナゲ苗木販売」を実施。12、19、26日は津山、真庭市の団体による和太鼓ステージライブが開催される。

高さ約50メートルの観覧車を背景に咲き誇るシャクナゲ

© 津山朝日新聞社