ユヴェントス、ドーピング違反で4年間出場停止処分のポグバら4選手が退団へ 最大約59億円削減で今夏の補強資金捻出か

写真:ポグバら4選手がユヴェントス退団に近づく?

ユヴェントスに所属する4選手が、今季限りでの退団に近づいている模様だ。

イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えたところによると、ユヴェントスではフランス代表MFポール・ポグバ、ポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリク、ブラジル代表DFアレックス・サンドロ、イタリア代表DFダニエレ・ルガーニが今夏にクラブを去ることになる模様。現在、ユヴェントスはセリエAで3位につけており、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を目前にしているため、今夏の移籍市場で戦力補強を実施する予定だという。

一方、ユヴェントスは近年慢性的な財政難に陥っており、まずは人件費削減を図りたいと考えている。そのため、現状を鑑みて4選手を退団の方向に持っていきたい目論見があるようだ。

なかでも、特殊な状況下に置かれているのがポグバだ。2022年7月にマンチェスター・ユナイテッドから“古巣”ユヴェントスへ6年ぶりに復帰したポグバだったが、ドーピング違反のために4年間の長期出場停止処分を受けることになった。ユヴェントスとしては、稼働が見込めないポグバにこれ以上の固定費を支払うことは避けたい。

なお、ユヴェントスは4選手を退団させることによって、3000万~3500万ユーロ(約50億5000万円~約59億円)の削減を見込んでいる。この削減分を軍資金の足しにして、今夏の補強活動に打って出る模様だ。

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