森本慎太郎主演『街並み照らすヤツら』ポンコツ強盗にツッコミの声「カオスすぎ」

4月27日に日本テレビ系・新土曜10時ドラマ『街並み照らすヤツら』の第1話が放送された。本作は、シャッター商店街にある潰れかけのケーキ屋『恋の実』の店主・竹野正義(森本慎太郎)が、大切な店や家族を守るため、悪事に手を染めてしまう事から始まる怒涛(どとう)のヒューマンエンターテインメント。

(以下、ネタバレを含みます)

ドラマの冒頭は、いきなり意識不明の男性を正義が道端に置き去りにする、シリアスなシーンから始まった。振り向くとビルの一角が燃えている。「俺は何やってんだよ…なんでこんなことに」とつぶやきながら、その場を立ち去る正義。事件のシーンはここで終わり、時間は正義が悪事に手を染めてしまう前にさかのぼった。

意味深な冒頭シーンに放送開始早々、SNSでは「先行き不安すぎる」「インパクト強すぎ!」など、予告映像とはかけ離れたシリアスな展開に騒然。ここに来るまでの正義の人生に注目がぐっと集まった。

さびれたシャッター商店街で売れないケーキばかり作る正義は、幼なじみ・荒木太一(浜野謙太)に誘われ、商店街会長・大村一郎(船越英一郎)に会いに行く。正義は大村に“ケーキ屋のオーブンとミキサーが壊れているので商店街の会費からお金を貸して欲しい”と頼むが、大村はその提案を却下。正義が店の経費を貯金してこなかったことを責められ、もともと感じていた会長への嫌悪感を、さらに募らせた。

そんな正義に、荒木は保険金目当ての偽装強盗を提案する。荒木が正義の店に強盗に入り、店の物を壊せば保険金がもらえるというもくろみだった。ダメなことだと分かっていても、大切な店と家族を守るために、正義は荒木の誘いに乗ってしまう。

さっそく荒木が助っ人を呼んでくるが、集まったのは荒木が営むビリヤード場の常連客のシュン(曽田陵介)とマサキ(萩原護)。偽装強盗用の衣装を買い出しに行くが「どうせ買うなら普段も着られる服がいい」と、人目に付きやすい銀色のジャンパーを選ぼうとするシュンに対し「誰かがヘマしたら全員捕まるよ」というところから丁寧に説明しなければならない正義と荒木であった。頼りなさすぎる強盗メンバーに不安を感じながらも、正義は強盗に入る際の段取りを説明。壊れかけている“オーブン”と“ミキサー”を狙って壊すようにお願いをする。

冒頭のシリアスな展開から一転、コメディ感あふれる独特なテンポのやりとりに、SNSでは「カオスすぎ」「声出して笑ったwwww」など、強盗のポンコツ具合にツッコミの声が続出。これから起こす強盗にも「ポンコツしかいないけど大丈夫?」など心配の声もあがっていた。

そして、犯行当日ーー。店も開け、強盗3人組を待つが一向に現れない。しびれを切らしたその時、やっと3人組が店に入ってきた。首にはフクロウのタトゥーシール、そして頭にはおそろいのサンタ帽、さらにシュンは、私服用に買ったはずの銀色のジャンパーを着ていた。震えながら金を要求する3人組に、レジの金を渡す正義。防犯カメラに映る事を意識しながら演技を続けていると、そこに正義の妻・彩(森川葵)の姿が。

予定が狂い焦った荒木は、急いでオーブンとミキサーをバールで叩(たた)き壊す。シュンは彩を椅子に縛ろうとするが、事前に動画を見て練習していた“漁師の縄の結び方”を忘れた上に、彩を見て一目ぼれしてしまい… 縄をふんわりと普通に縛り「もうやめようや」と立ち上がった。こうして強盗3人組は、トボトボと店を出て行ったのだった。

そして、ラストシーンでは、商店街の酒屋の一人娘・深川莉菜(月島琉衣)が、いきなり「(強盗は)うそですよね?」と真剣な表情で正義に話しかけ「うちの店にも入ってもらえませんか?うちの店にも強盗して欲しいんです」と頼んだところで放送は終了。

衝撃のラストにSNSでは「まさかの強盗依頼!?」「来週は正義も実行犯…?」「どうするの正義―――!」など2話展開へ注目が集まった。

5月4日放送の第2話では、莉菜に保険金目当ての偽装強盗がバレ、さらに自分の父が営む酒屋にも強盗に入って欲しいと頼まれる正義。これ以上危険を冒したくないと断るも…。莉菜の思いに共感した荒木が、ヤル気満々で依頼を引き受けようとしてしまう。経営難の酒屋を救うため、偽装強盗団が再結成!?もう後には引けない…さらなる泥沼の展開へ突き進む。

写真提供:(C)日テレ

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