埼玉文学賞、募集が始まる 小説、詩、短歌、俳句の4部門 締切は8月31日、毎年多くの応募 AIを使った作品どうなる、賞金など詳細は

埼玉文学賞、小説など4部門で作品を募集

 埼玉新聞社が創設し、埼玉りそな銀行が特別協賛している「彩の国 埼玉りそな銀行 第55回埼玉文学賞」の募集が5月から始まった。文学を志す人が対象。小説、詩、短歌、俳句の4部門で、埼玉県内在住・在勤者は題材自由、県外者は埼玉にかかわるテーマの作品を募集している。締切は8月31日(当日消印有効)。

 埼玉文学賞は1969年に埼玉新聞社が創刊25周年を記念して創設。県内外から毎年多くの応募があり、昨年は4部門で937点が集まった。

 応募規定は、小説部門が400字詰め原稿用紙で50枚以内。パソコンの場合はA4の白紙用紙を横にして、1枚あたり40字×30行で縦書きで片面印刷する。詩は2編、短歌は20首、俳句は20句を1組にして応募する(作品には題名を明記、過不足がある場合は失格)。応募は1部門につき1点まで。複数部門に応募することはできるが、別々の封筒で送付を。未発表作品が対象で、他紙などとの二重投稿は不可。AIを使って作成した作品は失格とする。

 各部門で正賞を選び、正賞の該当作がない場合は準賞2点を選ぶ。正賞の賞金は、小説部門100万円、詩・短歌・俳句部門が各30万円。準賞の賞金は正賞の半額。

 作品の送付先は、〒331-8686 さいたま市北区吉野町2の282の3 埼玉新聞社ふるさと報道部埼玉文学賞〇〇部門係(〇〇には部門名)。応募用紙か白紙に、部門名、題名、氏名(希望者はペンネームも併記)、年齢、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、文学歴を記入し添付する。応募用紙は埼玉新聞のホームページからダウンロードできる。

 問い合わせは、埼玉新聞社ふるさと報道部(電話048.653.9027)へ。

 各部門の審査員は次の通り(五十音順、敬称略)。

 小説部門=須賀しのぶ、新津きよみ、三田完  詩部門=秋山公哉、木坂涼、田中美千代  短歌部門=沖ななも、田中愛子、内藤明  俳句部門=鎌倉佐弓、佐怒賀直美、山﨑十生

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